2014年1月19日日曜日

テレビゲームが脳神経が活性化!痴呆症予防に大いに役立つ?

ネイチャー紙が伝えるところによると、テレビゲームが痴呆症防止に大きく役立つ可能性があることがわかったようだ。

ひとつの大きな理由は、高齢者の脳がゲームによって活性化されるということである。しかも、最も一般的なカーレース形式のゲームが効果的らしい。これは、カリフォルニア大学の神経学者であるギャザレー教授が行なった研究で、なんと4年のあいだに30万ドルの予算を費やして行われた研究結果である。
そのうち最も効果があると思われるのは「ニューロ・レーサー」というゲームで、運転中に出てくる道路標識を認識して車を運転して行くというもの。
20代の人は7割以上が順調にクリアしていくが、60代から80代の被験者は3割強の人しかクリアできなかった。しかし、60−80代の被験者に半年間練習してもらったところ、20代の被験者と同じレベルほどの成功率になったとのことである。

それは一見当然のことのように思えるが、なんとこのようなゲームのトレーニングを終えた後に、まったく異なる認知と記憶力のテストを行なった結果、それらのテストの結果も実は向上していたのである。

これはCTスキャンの結果にも表れており、ゲームの最中の高齢者の脳が、若者の脳に近づいていくことがわかったのである。もちろん、ゲームのしすぎは日常生活に様々な問題を生むことも知られているが、脳神経の再生がゲームで促進されるというのは画期的な発見である。

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